日豊日記:2015年5月

2015-05-03

アメリカ人好みの食い物

岡山ではHondaJetという乗り物が大変話題になっているが,見学の抽選に外れたのでアメリカのジェット戦闘機を見に行くことにする。要するに岩国基地のフレンドシップデーへ行くのであるが,例年5月5日に行われていたのが3日に変わったので違和感がある。

前に岩国基地のフレンドシップデーへ行ったのは2012年だが,2013年が予算問題で中止,2014年が展示飛行無しというのを考えると,アメリカの国防予算とか難しい話は抜きにして景気が良くなったのかもしれないと考えながら,朝一の新幹線に乗って広島へ。岡山の人間が広島ならともかく岩国までよく行くかは知らないが,前日に国道53号を車で走っていたら電光掲示板に交通規制の情報が出ている位なので,錦帯橋のある所とか,弘兼憲史の生まれた所とか説明しなくても大体の人はわかるのであろう。

広島駅に着く頃になると,天気予報よりも少し早い雨。新幹線から在来線に乗り換えるが,明らかに基地へ行く乗客の数が多い。定刻では広島―岩国間を53分で走るところを,まず広島駅の発車が2分遅れ,各駅での乗降で遅れ,岩国駅6番線の出発待ちで遅れ,最終的に11分遅れで岩国着。折り返し作業で6番線が詰まりやすいのは自明なので,臨時列車は南岩国まで通しで運転した方がよいのではなかろうか。

岩国駅まで来たら次は基地まで行かなければならないが,シャトルバスを待つ列が駅から北へ,ヤマダ電機を通り越して国道2号との交差点まで行きそうな長さなので歩いて行くことにする。メインゲートまで35分,検問所まで25分,入国審査のテントまで15分掛かり,ようやくアメリカへ。

岩国基地自体は何回か来たことはあるが,食事はしたことがなかったので飲食店へ。ステーキやらハンバーガーやらアメリカ人好みのあさましい食い物があるが,亀の忍者が何であんなにピザが好きなのか気になったのでピザハットのピザを食べる事に。30分ほど待ってペパロニピザを買ったが,良くいえば量が多くて味が濃い,悪くいえば大味でサラミと塩で塩分が多すぎて健康に悪そうな食べ物。結論としては,たまに食べる分には十分に満足できる一品ではあるが,見ろ!!手が汚れてしまった!!という台詞でごまかす。

食事の後は飛行機を見る。ステージでは三宅由佳莉三等海曹が歌うそうだが,岡山の人間からすると県内の話なのであまり興味がない。F-15JやF-16,F-2等の展示飛行を見たが,アフターバーナーの騒音を聞くのも久しぶり。日本初上陸のブライトリング・ウィングウォーカーズは,生憎の天気で視界が悪くパフォーマンスが見えにくかったが,結構流行りそうな気がする。

最後はもちろんブルーインパルス。地上での点検から中々出発しないと思ったら,ブルー違いで全日空の定期便が到着。岩国錦帯橋空港が開港したのが2012年12月だから,初めての組み合わせになるか。天候が悪いので演目がそれなりになったが,久しぶりに見たので満足。

行ったら行ったで帰らなければいけないので,帰り道を歩く。シャトルバスは相当待たないと乗れないので早々に諦め,かといって岩国駅まで歩いても電車に乗れないのが予想されるので,南岩国駅へ向かって歩く。南岩国駅に着いて,当駅始発の列車で広島へ。昔は長距離列車が多かったので先に乗ってしまえば座って帰れたが,今はほとんど岩国で運用を区切るので列車を選ばないといけない。

広島からは糸崎行に乗り換え。227系に当たったので,糸崎まで運用されているのかと驚く。糸崎で乗り換えて岡山へ。スマホでゲームをしていれば時間が潰れるので楽なものだが,今度行くとしたら両備バスのツアーにでもしようと思った次第。

2015-05-24

ヤマトヤシキで捕まり

毎度のことではあるが大阪に出掛ける。

今回は古本屋にでも行ってみようと思い,地下鉄で心斎橋へ。「雨の御堂筋」ではないが南へ歩くと道頓堀へ出る。グリコの看板にかに道楽と,いかにも大阪を象徴するベタな場所ではあるが,「ひねりなさい」と嘉門達夫師匠に教えられているのでそのまま大阪難波駅へ。

阪神電車で三宮まで出て,直通特急で姫路。時間があったので姫路城まで歩くが,まあ白い。世の中高齢化や情報化が進んで安全が叫ばれる時代ではあるが,ヤマトヤシキの回転ドアは変わっていないので安心する。

いわゆる「ジャスコで万引き」の歌詞を言えとなると,個人的にはダイエーとヤマトヤシキが出てくるのであるが,時代は変わったので駅前のピオレ姫路へ。ここの6階にジョージ・ローズ氏のボールマシンがあるだが,元々は山陽姫路駅を象徴するオブジェクトの作者をあえて起用する所に,神戸SC開発[1]担当者のセンスが光る。山陽本線で岡山。

[1] 神戸SC開発
兵庫県でショッピングセンターの運営・開発を行っている会社。
立地条件からおわかりの方も多いだろうが,西日本旅客鉄道ことJR西日本の子会社である。
© Keisuke Uchida 2015
URI:https://www.conductorless.org/diary/2015/05
公開日時:2015-05-07T22:40:00+09:00
更新日時:2015-07-13T21:15:00+09:00