日豊日記:2012年11月

2012-11-03

川崎通

山陽本線で岡山から倉敷へ。5月に鋼管町を紹介したが,川崎通[1]も再度紹介しようと思い,倉敷から臨時のシャトルバスでJFEに行く。

昨年は工場見学の話をしたので,今年は「はたらくくるま」の話をすると,まず南門近くの車庫にあるのが,パトカー・救急車・消防車。消防車はともかく,水島コンビナートの主要企業の中でも,パトカー・救急車を持っているのはJFE位と思われる。他に特徴的な車としては,CP車[2]という大型車両。

帰りのバスは,天城経由の倉敷駅行に乗る。藤戸の辺りは初めて見たが,確かに昔ながらの風景。

[1] 川崎通
住所としては岡山県倉敷市水島川崎通という,川崎製鉄に由来する地名。
[2] CP車
JFEではキャリアパレット車と呼称しているもの。シンフォニアテクノロジー(昔の神鋼電機)では,エレベーティングトランスポータと呼称している。
パレットの下に入り,車体を上昇させて持ち運ぶという構造から,車体が異様に低い。
別の業界では,コンクリートポンプ車という全く違う物の略称である。

2012-11-08

片町線

所用で大阪へ。片町線に乗ろうと思い,JR難波から関西本線で奈良。平城山を過ぎて木津。

木津からは片町線で京橋。奈良で2両編成を見た後だと,7両編成は長く感じる。京橋からはJR東西線で尼崎。こちらも久々に乗ったが,ジェットコースターの様な線形で面白い。

尼崎から東海道本線で新大阪に行き,新幹線で岡山。

2012-11-23

外道漫画とサッカー漫画

平松伸二先生と高橋陽一[3]先生のトークライブをするとの事なので,昨年同様,高梁まで行く事にする。

昨年は,吉備川上ふれあい漫画美術館での予定を急遽変更して,隣の高梁市川上総合学習センターで平松先生のトークショーを行ったが,今年は最初から総合学習センターに。会場の枠としては519人あるそうだが,事前申込の形にしたのが良くなかったのか,自由席を設けても150人程度の観客。

まずは平松先生が登場し,こどもに読ませちゃいけない漫画の最右翼こどもに読ませていい漫画の最右翼と先制のジャブを飛ばし,次に高橋先生が登場。平松先生を見るのは2回目,高橋先生は初見だが,高橋先生はどちらかといえば平松先生の言う通りシャイである。昨年に引き続き,出演料等は福島県双葉郡浪江町に寄付するとの事で,平松先生にとって小中学校の後輩となる近藤隆則高梁市長に,両先生が目録を手渡す。

山陽放送の安井優子さん進行の元,高橋先生自身は野球少年だった,『どす恋ジゴロ』のプロットを考えたのは嫁と,様々な話が出て,昨年に引き続き似顔絵教室へ。同じ人を描いても,それぞれの作品の登場人物になってしまうのはお約束。輪郭から描くのは二人とも共通だが,大胆に一本線を引く平松先生と,細かい線を重ねる高橋先生。周辺から中心になると反対に,平松先生の方が細かい線を入れる様になる。次に観客からの質問コーナーを経て,互いの作品を描くという展開に。ここは高橋先生が元アシスタントという利を活かし,見事な加納刑事を描く。高橋先生が平松先生の腹黒さが伝わったんじゃないかと思いますと総括して,今年も盛況のうちに終了。

[3] 高橋陽一
『キャプテン翼』で知られる漫画家。
かつては平松伸二のアシスタントであった。
© Keisuke Uchida 2012
URI:https://www.conductorless.org/diary/2012/11
公開日時:2012-11-29T22:45:00+09:00